長野県のご当地野菜「ねずみ大根」
長野県坂城町のねずみ大根は地域で進化してきたご当地野菜。 全国的に小さい大根はねずみ大根と呼ぶらしいが、坂城町のねずみ大根の形状は少し特徴的。 上の画像の様にねずみの形に見えなくもない。(ねずみの尻尾の様に見えなくもない)
坂城町はねずみ大根を多く栽培している地域でねずみ大根の活用方法も多くある。 そして、有名な食べ方が「おしぼりうどん」である。 ねずみ大根は普通の大根よりも辛い。 しかし、辛みの他に奥ゆかしい繊細な甘さを堪能できる大根。 この味は長野県の寒い時期に自らを守るため澱粉質を多く蓄えることによって奥ゆかしい味を産むとのことだ。 8月~9月にかけて長野県坂城町周辺では種も売られている。
おしぼりうどんとは
おしぼりうどんはねずみ大根の調理方法としては一番有名。 坂城町周辺の温泉施設に行くと、おしぼりうどんの名を良く目にするし、街中のお店でも食べることが出来る。
まさに坂城町の郷土料理となっている。 おしぼりうどんの一番の特徴はうどんのつけだれである。
つけだれはねずみ大根をおろし、その汁を濾す。
その汁に味噌を溶かし、ネギや鰹節などの薬味を入れてたべるのである。 汁はねずみ大根と味噌の味のみである。 一口、口にするとねずみの大根の辛さで目が覚める。 しかし、辛さだけではなく甘さを感じることが出来、うどんを次から次へとつけ汁に運んでしまう。 まさに、病み付き。 こんなご当地「おしぼりうどん」 長野にお越しの際は食べてみては如何でしょうか。