家庭菜園に少し慣れて来ると、種から育ててみたい!という願望が出てきます。
しかし、種から育てると「種が発芽しない」とか「芽が出ないんです」という声を頂きます。
種が発芽しない原因はいったい何でしょうか?また簡単に発芽させる方法はあるのでしょうか?
今回はその辺りの事を紹介します。
種が発芽しない原因と対策
写真:発芽した二十日大根の種
種が発芽しない原因は大きく分けて3つあります。
- 種が発芽する発芽適温に到達していない
- 湿度の調整
- 種の厳選をしっかりしていない
- 種の発芽に必要な水分、栄養素が足りない
1つずつ見ていきましょう
■種が発芽する発芽適温に到達していない
種には発芽適温と言う物が存在します。種が発芽しないほとんどの原因は適温内で生育されていないということを覚えておいてください。
写真:芽キャベツ種のパッケージ裏
種を購入すると、発芽適温という項目があります。
芽キャベツなら20-25度が発芽する温度ということになります。(多少温度がずれても発芽します。)種にはそれぞれ適温があり、育てたい野菜の種類によって違います。
発芽適温はあくまでも目安です。
この温度内ではないと発芽しないという訳ではありませんが、あまりも寒すぎたりすると発芽しませんのでご注意を。
■湿度も気にしているか
種の発芽には温度も重要ですが、湿度も重要です。
種のパッケージの裏に、種をまいたあとは新聞紙等で覆うと書いてあるものがあります。
あれは、発芽に必要な湿度を上げるとともに、光を遮るという目的もあります。
種を植えてそのままにしていますか?
もしそうなら、新聞紙でも何でもいいので光を遮ると共に、湿度調節もしてみましょう。
■種の厳選をしっかりしていない
二つ目の種の厳選ですが、購入した種の中には中身が詰まっていない種も存在します。
中身がないのに植えても発芽はしませんよね?
そういった種を見つける事、そして種の発芽促進の意味を込めて厳選する必要があるのです。
厳選の仕方は簡単です。育てたい種を水の中に入れる。
たったこれだけです。
写真:水の中に入れたそばカイワレの種子
写真を見ると分かりますが、中身のない種は軽いので水に浮きます。
逆に中身が詰まっている種は容器の底に沈みます。そして沈んだ種を使うと発芽の確率はあがります。
この水に漬けるという作業は種の厳選の意味だけでありませんので御注意を。
水に漬け、1-2時間漬け込むと種子の発芽確率があがります。
是非試してください!
■種の発芽に必要な水分、栄養素が足りない
種は発芽するまでに水や栄養分を吸収します。特に種の成長促進を促す水がきれないように必ず水やりをしてください。
また、水をあげすぎてもいけません。
水やりの方法としては、水をあげる回数を増やすよりも、
一回の水やりであげる水の量を増やしましょう。
私は毎日朝1回、夕方1回の水やりをしています。
今回紹介した4つの点に気を付けて家庭菜園を楽しんでください。
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