キスジノミハムシを発見しました。
最初はこの虫が一体なんなんだろう…って思っていました。
色々インターネットで探すこと15分、「こいつはキスジノミハムシというやつか!!」
私のケールを食べおって!と怒っております。
今回は、そんなキスジノミハムシの被害者を一人でも減らす為、記事にしてみました。
キスジノミハムシの生態
キスジノミハムシは農業の天敵であるハムシ類の1種で、
- ウリ科の野菜を食べる黄色い羽根をしたウリハムシ(ウリバエ)
- 黒い羽根をしたクロウリハムシ
- アブラナ科の野菜を食べる黄色と白の模様をしたキスジノミハムシ
などに分けられます。
今回はアブラナ科の野菜を食べるキスジノミハムシの話になります。
と言っても、大抵対策・防除は同じなんですけどね。
サイズは2mm~10mmで、かなり小さいので葉についていも見逃すことがあります。
ハムシの害の特徴としては画像の様に、小さい穴があきます。
写真を見てもらうと分かるんですが、食害の特徴はスポンジのようになっているのが分かります。
葉だけじゃなく、茎も同じように食害に合う可能性があります。
本当に勘弁してほしい…。
病気と思っていた…
ケール、育苗中ですが雨、水やりの時に土の跳ね上がりが原因で葉っぱがこんなことに…
土の跳ね上がりにより、葉っぱに細菌がついたのが原因かと。ただ外に放置していたのはまずいですね。
育苗中の水やりは土の跳ね上がりに注意が必要です pic.twitter.com/XlOZE1HKxU— きんた (@farmkinta) 2017年6月7日
恥ずかしながら、私、この症状を病気だと思っていました。
大変勉強不足だったのを痛感しました。
確かに疫病や炭素病なども似た症状の時があるのですが、勉強不足でキスジノミハムシの食害だとは思っていませんでした。
葉や茎がスポンジ状に穴が開いていたら、ハムシ系の可能性もあります。
参考になれば幸いです。
気になる対策
キスジノミハムシの対策はいくつか挙げられます。
- 銀色を嫌うのでシルバーマルチを敷く
- 気温が低いと活動的ではないので、朝方に見つけ捕殺する。
とりあえずこの二つは簡単に対策できることです。
捕殺はなるべくしたくない人はシルバーマルチで飛んでくるのを防ぐことが大切です。
大量発生すると対応が難しい
大量発生すると、対策が取りづらくなります。
無農薬でやる場合はシルバーマルチが一番かもしれません。
しかし、それでも対策しつくせない場合があります。
捕殺を繰り返す以外では農薬を使うのが手っ取り早いのが事実です。
(私はシルバーマルチと捕殺で頑張る)
特に大量発生すると、手のつけようがありません。そうなる前に早めの対応を。
もし薬を使う場合は以下の製品がお勧めです。
使用回数、使用量はしっかり守ってくださいね。
寒冷紗・防虫ネットは効果があるか?
寒冷紗・防虫ネットはどうだろうか?と試してみました。
しかしサイズが小さいのと、幼虫が土の中にいるので、そこまでの効果はありませんでした。
寒冷紗を使うなら、効果が分かりやすいシルバーマルチを使用するか、代用品でアルミホイルがオススメです。
まとめ
今回はキスジノミハムシの対策を見てきました。
正直農業をやる身としてはかなり厄介な虫になります。
アブラナ科が大好物で良く、ケール、芽キャベツがやられました。(今もやられている。)
シルバーマルチと捕殺っで頑張るしかないと思いますが、シルバーマルチか代替品のアルミホイルは推奨です。