茄子のシーズンが始まります。
茄子栽培での有名な病気・害虫を画像を見ながら、対策方法など紹介していきます。
出来れば皆さんのナスが病気ではない方がいいんですけどね。
ナスの病気 有名どころ
半身委ちょう病
はんしんいちょう病と読みます。
家庭菜園を始めて、この病気に出合った時「ん?半身?どういうこと?」って素直に疑問に思いました。
イタリアナスだかなんとかさん
半身いちょう病になってしまったので早摘み pic.twitter.com/V1TOAZBa0F— まろにあ (@pokkurigenki) 2015年6月21日
半身いちょう病の症状としては、
初期は葉の半分がしおれ黄色くなっていきます。症状が進んでいくと株全体が枯れてしまいます。
この病気の見分けかたは葉を切ると、導管が片方だけ黄色くなってしまっています。
葉の半分が黄色くなったり、枯れたりする = 半身(葉の半分) ということらしい。
茄子の木がおかしい。
どなたか、良い対策あれば助言お願いします! pic.twitter.com/FNfE8DvvH3
— ura nouen (@ura_nouen) 2017年7月16日
葉が変色する病気は色々ありますが、半身委ちょう病が根が弱っているかが見分けるポイントです。
連作を避ける、対抗性のある接ぎ木を苗を使う等、病気になる前に対策が必要になってきます。
半身委ちょう病の対策とオススメなのがベンレート水和剤です。
細菌系の活動を抑える効果があります。
人や家畜にも効果が薄い殺菌剤です。
青枯れ病
これは有名な病気…。
土壌細菌が原因で、葉が緑色のまま、急速にしおれていきます。
ベランダ菜園残念なお知らせ。この3日ほどミニトマトの葉が枯れ始め、どんどんすかすかになっていった。そして今朝は主軸にも茶色が広がる。青枯れ病らしく、果実も食べられないらしい。
この二日、お腹ぴーなのは腐りかけた実を食べたかららしい。 pic.twitter.com/LwrNOKKHxe— ぴむぞー/アボカド🥑ありがとう (@pimzo) 2016年7月22日
最初は上部の葉がしおれていきますが、数日で株全体に広がります。
葉が緑色のまましおれていくので、青枯れ病といいます。
その光景は、結構ショックです。
実をつけている株が枯れていくので、病気とは判断しやすいです。
青枯れ病も菌が原因の病気で、肥沃ではない土地で育てる軟弱なナスの株を狙ってきます。
植え付け前に、堆肥・木炭等をいれて土壌を潤す必要があります。
家庭菜園でも同じで、有機物やミネラルを多くいれて微生物が多い土壌にするのがいいでしょう。
この青枯れ病も治療法がなく、株を処分するしかない。
やはり、接ぎ木をして水はけのよい環境を保つことが大切です。
苗立枯れ病
次に紹介するのはナス苗立枯れ病です。
地ぎわ部が褐色して腐敗する病気です。
立ち枯れ病警報発令! #トマト https://t.co/uJphCZ9y4T pic.twitter.com/nTRh3HFrwv
— てんぐさ (@MrPiani) 2017年6月5日
青枯れ病と苗立枯れ病は区別が難しいですが、青枯れ病は切り口を水に浸すと白い汁が出来ます。
雨が多い時期や粘土質で水はけが悪いと発生しやすい病気です。
植え付け前の土壌改良が一番望ましいですが、病気が発生してから土壌を改良するのは難しいと思います。
感染力が早いので早期処理が望ましいです。
立枯れ病の場合はほかの植物に伝染るから処分したほうがいいとな!Σ( ̄▽ ̄ノ)ノ
— ゆんゆん (@yun2a_a) 2015年9月6日
下記製品だったら有機JAS認定商品なので安心して使えます。
うどんこ病
ブルームーン。よく咲いたけど、うどんこ病がひどくて葉っぱが……(@_@) pic.twitter.com/gfG5iIMePs
— koresora (@koresora) 2017年5月14日
家庭菜園はうどんこ病との闘い…です。
葉っぱ表面に白いうどん粉の様なものが現れます。
実はこれはカビによる病気で乾燥した環境で発生しやすい病気です。
そして気温が高い時期は発生が抑制されます。
ナスだけではなく、ほとんどの品種で発生するので、家庭菜園はうどんこ病との闘いなのかもしれませんね…。
対策は日当たりがよい環境、風通しの良い環境を作ること。
やはり、ここでも風通しがいい環境という言葉が出てきましたね。
これだけは言えることがあります。
病気の対策、家庭菜園では「風通し」がかなり重要です。
初期症状で分かり易い病気なので早期対策が取りやすいです。
うどん粉病の対策としては「うどん粉病の対策-画像で見る症状と防除について」が参考になります。
即効性があるカダンセーフがお勧めです。
害虫による被害
全ての作物に言えますが、病気は虫が運んでくることがあります。
チャノホコリダニはナスの実に褐色のザラザラした傷を残し、コルク化させてしまいます。
チャノホコリダニは乾燥を好む害虫です。
乾燥をさけ、発生させないようにしましょう。
それでも撃退できない場合はモレスタン水和剤で撃退しましょう。
ベランダ菜園とかでは散布しづらいですが、畑に比べると発生は少ない気がしたのでこちらを紹介しました。
オオニジュウヤホシテントウムシは洗濯板のようなざらざらした後を残しナスに加害してきます。
余り知られていませんが、てんとう虫は肉食・草食が存在します。
アブラムシ等を捕食してくれるのは肉食系で、草食系は作物の葉を食べてしまいます。
肉食と草食の見分け方は『てんとう虫の益虫と害虫の見分け方』が参考になります。
冒頭で紹介したアブラムシもナス栽培では被害が大きいです。
アブラムシはキラキラした物を嫌う性質の為、シルバーテープやシルバーマルチを使いましょう。
また、代用品としてアルミホイルも役に立ちます。
一番は飛来を抑えることが重要ですからね。
アブラムシ対策は常に頭を悩ます原因です。
しっかり対策をしましょう。
まとめ
今回はナスの病気を見てきました。
病気、そのものと虫による被害があります。
ナスは家庭菜園で初心者にもお勧めできる作物ですが、かかる病気も多いです。
ますは苗屋から接ぎ木されているものを買ってきて、栽培をするのをお勧めします。
それでは、楽しい菜園対策を
関連記事一覧
他の作物に同じことがいえる ピーマンの病気
トマトの病気はこちらから