ネギの病気でさび病と言われている病気があります。
ネギの病気だと有名で、家庭菜園、農業に従事している人たちの頭を悩ませています。
今回は「ネギのさび病」の症状、対策、そしてもしなってしまった時の解決方法などを解説していきます。
ネギのさび病 症状
さび病の症状としては主に、野菜の葉に変化が出る病気で
- 初めは白くて小さい斑点が出来る
- 白くて小さい斑点の色がだんだんと褐色の斑点になってくる
- 葉の表面が黄、赤褐色に変色し、最悪枯れてしまう。
野菜に小さい斑点が出てしまうと、商品としての価値はなくなり、売れなくなるので農家にとっては天敵です。
発生時期は秋の発生が多く冬が温暖で雨が多い年には翌春の発生が多くなると言われています。じゃ、春にさび病にかからないのか?と言うわけではないのでご注意を。
さび病はかかってしまうと野菜を一気に広がる病気なので早急な対応が必要です。
さび病の影響で枯れたネギ
さび病になる原因は?
じゃ、そもそも何故さび病になるのか。
さび病は菌が原因で「同種寄生菌」と2種類の植物の間で交互に生活する「異種寄生菌」が原因なんだとか。
なんじゃそりゃっ!と思うかもしれないが、この2種類の菌が原因でさび病が引き起こされている。
この菌に掛からないようにする為には、植物の生育環境に気を遣う必要がある。具体的には窒素過多にならないように肥料や堆肥を与えすぎないように気を付けましょう。
窒素過多になると、どうしても植物は軟弱に育ってしまう。そうなると病気にかかりやすくなってしまいます。
窒素は農業において必須三大要素といわれているが、与えすぎには注意が必要だ。更に窒素過多以外にも、風通しが悪い、加湿というのも菌の発生を助長してしまう。
窒素過多、風通しの、加湿の3点に気を付けることがさび病の原因を抑えることに繋がるのだ。
それでもさび病に掛かってしまったら
さび病に掛かってしまった場合、解決策がいくつかあります。
農薬を使う場合
私は基本農薬は使わないで栽培しています。それでも知り合いの農家さん達に聞いたとこと以下の農薬がいいと言われました。
さび病でお困りなら使ってみるといいかもしれない。
無農薬での対策
無農薬ので対策方法は簡単で、さび病が出た個所の「ネギをちぎる」です。
というのも、さび病は拡散が早く、他の健康な野菜にまでにも影響がでる可能性がある為です。病気の発生個所にもよりますが、さび病がでたら早めに広がらないように対策する必要があります。
他の対策としては、ミカンの皮とホワイトリカー(焼酎)を漬け込んだ液を散布する方法があるようです。
これについては、正直試したことがないのでなんとも言えません。そういった方法もあるとのことです。
ミカン皮の他には無農薬栽培の味方「酢」を散布する方法があります。
どちらにせよ、この方法は予防効果になるので病気になった場合は広がらないようにする手が一番かもしれません。
一応ホワイトリカーのリンク張っておきました。
葉の表面pHを下げると菌の働きを抑えることが出来る
先ほど紹介した「酢」を薄めて散布すると葉表面のpHを下げる効果があります。pHを下げると菌の働きを抑えることが出来ます。
つまり、酢じゃなくてもpHを下げるものを散布すれば、さび病に効果的だということになります。
pHを下げるものとしてニンニク、木酢液など。無農薬栽培で出てくる代物ばかりで、1週間に1度と頻度を決めて散布するとさび病に効果があるはず!
でも、酢って無農薬栽培ではかなり最高の予防液なんだね。酢最強
□参考記事:無農薬栽培で酢・木酢液が最強の理由 土壌酸性度(pH)も解説
□参考記事:無農薬栽培では酢が最強の予防液なのは言うまでもあるまい
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まとめ
色々調べると農薬を使う場合は、やはりアミスター20フロアブルが最高に効くらしいです。
ですが家庭菜園でやる場合は農薬は使いたくないですよね。
ホワイトリカーとミカン皮、もしくは木酢液を使ってpHを下げるしかなさそうです。