黒土って知っています?
なんでも、栄養素を豊富に含んでいる天然の土なんだとか。
有機栽培をしていると土から拘りたい!って人が多いと思うんですが、黒土を使っている人は実際どのくらいいのでしょうか。
黒土は栄養素が豊富に含まれていますが、使用上の注意点もあるので、今回はその辺も詳しく紹介していこうかなと思います。
まだ黒土を使っていない人には是非参考になる記事を書きますよ~
そもそも黒土って何よ
まずは、黒土について見ていきましょう。
黒土とは、黒色がかった火山灰土のことをいいます。赤玉土や鹿沼土などが採取される関東ローム層の表層部分から採取することができます。
見た目が黒いことと、踏むとボコボコやボクボクと音がすることから、
「黒ボク」「黒ボコ」とも呼ばれます。一般に畑用の土として親しまれ、ふかふかなことから、根菜などを変形させずに育てられる特徴があります。
出展:horti 様
黒土とは火山灰土で、関東ローム層の表面部分の土のことなんですね。
実際の黒土。名前通り黒くそして少し重みを感じる。
・・・・でも待ってください。
火山灰土ってそもそも栄養って豊富なんですかね?
作物栽培に向いているんでしょうか?
黒土の栄養について
記事冒頭で黒土には栄養素が多く含まれてる!と豪語しましたが、
実は火山灰土自体には栄養素はあまり多く含まれていません。― 含まれていないわけではない―
しかし、火山灰土と一緒に枯れた植物が混じって出来ています。
この枯れた植物達が重要で、
そ植物が持っていた有機物を多く含み、肥料持ちと水持ちが最高にいい土なのです。
しかし・・・・・
黒土単体では、実は作物を栽培するのは難しいのが事実ですよね。
黒土の使い方
黒土の使い方の前に、黒土の性質を紹介します。
代表的な黒土の性質として挙げられるのはリン酸を吸着する性質です。
このリン酸を吸着する性質っていのうが少し厄介で、
肥料を与えても黒土が肥料のリン酸を奪ってしまう性質なんです。
つまり、黒土はリン酸を必要とする作物に使うのはやめた方が良いということが分かります。
黒土の使い方ですが、基本的には他の土と混ぜ込んで使います。
黒土は水持ちが良い土なので ―つまり、水はけが悪いとも言える― 水はけが良い土を少し混ぜ込んで使うのをオススメします。
水はけが良い土は赤玉土や鹿沼土などが挙げられます。
黒土を使う前に注意すること
黒土の中には枯れた植物が入っていると話をしましたが、雑草などが入っていることもあります。
使用前には日光殺菌をしたほうが害虫や病気対策になります。
また、黒土は水持ちが良い反面、水はけが悪い土でもあり通気性がよくありません。
水を与えすぎて根腐れを起こす恐れもあるので、水はけの良い土を混ぜ込む必要があります。
以上2点、日光殺菌、水はけ対策をして黒土を使ってみてください。