漢方は日本で栽培可能なのか。甘草から考える日本の漢方栽培

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急に漢方は日本で育てられるのか?という疑問を抱きました。きっと漢方の種類によっては日本で育てられるのだろうと思いながらも、色々調べてみました。

同じような「漢方を日本出来るのか」という疑問を持ったチャレンジャーに送るに記事になっています。それではいってみよう

まずは漢方について簡単にお勉強

まずは軽く漢方について勉強してみよう。あくまでも軽くなのは、漢方は奥が深くすぎて勉強を始めるととてつもない月日が経ってしまう・・・・のだそうです。

まずは漢方薬の超大手、ツムラ様のホームページを見てお勉強してみよう。

漢方は、もともと中国(漢)で発達し、日本に渡って独自の発展をしてきた伝統医学です。 患者さまの自覚症状を重視し、病気を身体全体の不調和ととらえ、正しくととのえるのが目的。 人が本来持っている病気と闘い、治す力(自然治癒力)を高めることに重点をおいています。

出典:漢方情報ツムラ

ツムラのホームページには上記の様に書かれていて、治療に使われるのは草根木皮を中心に動物由来のものや鉱物などの天然物(生薬)を組み合わせた漢方薬なのだとか。

 

 

突然だが、ここで漢方薬に使われるメインの生薬を紹介してみようと思う。

取ってきたデータは日本漢方生薬製剤協会からのものであり平成23年、24年のものである。

  1. 甘草(カンゾウ) 1,575,935kg
  2. 芍薬(シャクヤク)1,489,161kg
  3. 茯苓(ブクリョウ)1,472,758kg
  4. 桂皮(ケイヒ)  1,107,678kg
  5. センナジツ    1,076,060kg
  6. 大棗(タイソウ) 890,208kg
  7. 当帰(トウキ)  860,868kg
  8. 半夏(ハンゲ)  811,177kg
  9. 蒼朮(ソウジュツ)802,389kg
  10. 膠飴(コウイ)  768,415kg

ざっと24年の使用料TOP10の漢方を載せてみた。聞いたことがあるものもあるし、なんじゃそりゃ、漢字が難しい!とチンプンカンプンのものもある。

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主要な漢方を育ててれば漢方製剤メーカーに売れば大金持ちになれるのか

なんて、考えは甘いことがすぐに分かった。

まず先ほど紹介したTOP10で日本で栽培されているものはなんと、たったの4品種だけなのだ。(芍薬、茯苓、当帰、膠飴のみ)

ほぼ使われる甘草は実は日本で栽培されていなく、ほぼ中国産を使用しているとのこと。

じゃ、日本で栽培してみればいいじゃないか!ここに大きなビジネスチャンスあり!と考える人も多いと思うが、調べていくと「漢方の栽培はかなり規制が厳しく、栽培が超絶難しくなっている」ということが分かった。

やはり医療の現場で使われる品だからこそ、栄養素の含有量や栽培方法まで徹底的に管理しているとのことである。

しかし、漢方メーカーだってただ、中国産を使っているわけではないという事実がある。というのも、ツムラさんが契約農家を使い、甘草の栽培に着手しているというニュースを発見できた。

出典:栽培技術の確立-ツムラ-

大手が動くほど甘草の栽培は急務なのだろうか。

まとめ

なぜ、ツムラのような大手が漢方栽培に着手しているかという中国の生薬価格高騰が影響しているのだとか。

しかし、日本で栽培をする場合でも生薬栽培が初めての農家が栽培技術を磨くのに年数がかかり、更に中国産が高騰したといっても、国産の方がまだコストが高いという問題がある。

しかし、契約農家を多く作り、日本国内で生薬栽培は始まったばかり。

栽培技術の確立により、今後は国産生薬がメインになる時代がくるのか・・・・?

なんにしても、ビックウエーブになることは間違いない。

シーン別 わかる!漢方Q&A
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