日本語をプライベートレッスンで教えたいという人も多いと思います。
原則日本語教師の資格を持つことで日本語学校で教える事が可能ですが、プライベートレッスン等では資格がなくても教えている人もいます。
今回はプライベートレッスンを検討している人向けにプライベートレッスンで役立つアイテムを紹介していきます。
僕は日本語教師としての経験もあるので、専門的な言葉も出てくるとは思いますが、なるべく分かり易い言葉で書いていきます。
日本語教師もIT化が必要
単語の導入に絵カードを使うことは多いと思います。
※導入とは学習者に日本語の文法や単語を覚えてもらうときに一番最初にやること。
僕も日本語学校で教えているときは、自作の絵カードや単語の変形カードを使って教えていました。
イラストや写真を紙に印刷してそれを見せることで導入するのが一般的ですよね。
でも、これってタブレットがあれば印刷しなくてもいいし、荷物を減らすことが出来ます。
単語の変形でも、ます形からの変形を教える場合はカードを作ることがよくあります。
けど、これもタブレット1台あればカード作成の時間も短縮できますよね?
特に少人数性のクラスやプライベートレッスンの時ってタブレットやスマホって大いに役に立つと思います。
とにかく日本語教師って教案を作ったり、教材を作ったりとやることが多くて大変です。
これから日本語教師を目指す人がこの記事を読んでいる人の中にいるかもしれませんが、正直激務です。(それ以上にやりがいがあるけど。)
やることが多い中、変形カードを紙に書き、それを切ったり折ったりすること…
大切な教材作りかもしれませんが、時間を短縮することで授業の質を高めることって出来ると思うんですよね。
日本語プライベートレッスン X タブレット最強論
僕は日本語教室の少人数性クラスとプライベートレッスンではタブレットは必須だと考えています。
例えば、授業の中で名詞を10個導入したいとします。(初級で勉強を始めたばかり)
この人への導入はまず間違いなく写真・イラストで伝えるのが最適だと思います。
イメージが付きやすく、記憶に残りやすい。
10個の画像をフォルダに分け横スライドすれば簡単に導入することが出来ます。
不測の事態(画像では分からない場合など)に備えて別の画像や写真を用意してもOKです。アナログの教え方だと写真や紙を持ち歩くことで荷物が増えるのが嫌なんですよね。
スマホでもよくね?
はい、スマホでもいいかもしれませんね。
でも、考えてみてください。画面が小さく操作がし辛いスマホより、画面が大きく操作もしやすいタブレットの方が授業がしやすいと思います。
営業マンでタブレットで資料を見せる人もいますが、資料をスマホで見せる人はあまりいないはずです。
スマホよりもタブレットの方が資料を分かり易く相手に伝えることが出来ると思います。
タブレットは安く買える
今や、アンドロイドのタブレットは安く買える時代です。
僕はプライベートレッスンのときはASUSのZenPadを愛用しています。
ZenPad3 8.0は3万円台で買えるタブレットにしては能力が申し分ないです。
画面サイズは7.9インチは約縦160mmX横120mmとなっています。
このぐらいの画面サイズなら、学習者にも見やすいし、使い易いです。
スマホにや不足自体をメモ。タブレットと並行して使う
あくまでも僕の使い方ですが、タブレットは生徒に見せる用。スマホは自分用として使うのがお勧めです。
スマホではメモで作成しておいた(パソコンで作った資料)を共有させておいて、スマホを見ながら進めます。
タブレットは生徒として導入で使う資料、変形練習、発音練習用に使います。
こうすることで、スムーズにレッスンを進めることが出来ます。
日本語教師の世界も変化を求められている。
これからの時代(ずっと言われているが)既存のリソースをうまく使うこと。
そして、手間を減らし、最大限に効果を出すことが求められています。
IT化が正にそれで、これまで時間を取られていた箇所を見直し、もっといい授業を作るための努力が必要です。
お金をもらう以上、生徒の夢をかなえるバックアップを最大限する必要があります。
日本語教師の先生たちは、毎晩遅くまで教案作り・教材作りで追われるのが現状です。
学習者は千差万別でその人の文化的背景まで汲んだ教材が必要です。
少しでも他のところに手を回すためにもIT化が必要で、最低限タブレットを使うことをしてほしいと思います。
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