野菜出荷用の袋は防曇剤入りで決まり
野菜を出荷する時に使用する袋は何がベストでしょうか。
スーパーのレジ袋?
少し柔らかいPE(ポリエチレン)袋?
― いいえ、防雲剤入りの袋を使いましょう
防曇剤とは
防雲剤(ぼううんざい)とは曇らせなくする物質です。
プラスチックに練りこんで使われる物で、これを使うと表面が曇るのを防ぎます。
プラスチックは元々水を弾く性質(疎水性)を持っている為、水分を弾き表面が曇ることがあります。
その為、この防曇剤を使用して曇りを抑えるという用途で使われます。
通常のポリエチレンの袋(レジ袋、ゴミ袋など)は防曇剤が添加されていません。
野菜出荷の用途で通常のポリエチレンの袋を使うと、袋の表面が曇りますのでご注意ください。
そこで、ほとんどの農家さんは防曇剤入りのポリエチレン袋を使用しています。
防曇剤入りの袋はどこで手に入るのか
防曇剤入りの袋はお近くのJAや農機具を販売している量販店で購入可能です。
もし、フイルムや袋に独自の印刷したい場合は別料金が掛ります。
あくまでも店で売っている物は汎用性があるただの袋ですよ。
印刷したい場合は、量販店もしくは梱包商社を通しアドバイスをもらうのがいいかと思います。
防曇剤入りの袋は様々な種類がある
防曇剤入りの袋と一口に言っても様々な種類があります。
最近は袋の中に入れる野菜の鮮度を落とさない袋も開発されています。
その中でもオーラパックと言われる袋は「産地とれたての新鮮な野菜を安全に食べたい」
という思いから開発されたとのことです。
その他にも、袋メーカーは鮮度を少しでも保つ為に日夜研究を続けています。
我々農家が出荷する野菜が更に新鮮で安全に消費者の手に届けれられる日は、そう遠くないのかもしれませんね。