ほうれん草栽培の病気|画像で見るべと病・斑点など。対策原因を考える

ほうれん草栽培中に病気にかかると、商品価値は一気になくなります。

ほうれん草は葉を食べる作物のため病気に掛からないようにする必要があります。

もちろん虫食いも…。

食べる部分がなくなってしまいますしね…。

そこで今回はほうれん草栽培で気を付ける病気の紹介と、掛かってしまった場合、原因・対策を紹介していきます。

ほうれん草栽培で起こる病気を画像を見ながら

ほうれん草栽培で起こる病気を画像と一緒に見ていきましょ。

有名な病気はべと病・炭疽病・斑点・モザイク病です。

これらはほうれん草栽培で困らされる病気です。

それでは、べと病から見ていきましょう。

ほうれん草のべと病

葉が黄色もしくはオレンジに近い色になって葉が枯れていく病気です。

葉に急速に広がり淡黄色に最悪、枯死します。

大変有名な病気で、ほうれん草栽培ではかかりやすい病気の1つです。

カビが原因の病気で、胞子が飛来して葉に着き、そして水分があると発芽して葉の組織に侵入します。

カビが飛来するのを防ぐのはほぼ無理なので、予防と対策が必要です。

無農薬で栽培しているのなら、酢もしくは木酢液がお勧めです。

カビが働きだす環境を作らないことが重要です。

これについては過去記事にしっかりまとめてあります。

過去記事:無農薬栽培では酢が最強の予防液なのは言うまでもあるまい

酢もいいのですが、まずは種子を見直す必要もあります。

というのも、べと病に強い品種も販売されています。

サンライトほうれん草・ハンターという品種がべと病に強い品種です。

こちらも是非視野に入れてみてくださいね。

農薬で一気に撃退したい人もいると思います。

そういう方はユフォーム粒剤をどうぞ。

ご使用の際は注意点をしっかりお守りください!

ほうれん草の炭疽病

炭疽病は初め円形の小さな斑点が出来ます。

それが拡大してきて2mm~10mm程の灰色ないし淡黄色の輪郭に変わってきます。

写真は非常に分かり易い画像・写真になります。

ベト病に比べて斑点が円形なので特定しやすいですね。

炭疽病もカビが原因の病気で4月~5月中心に発病します。また梅雨時期終わりの6月~7月後半も多く発症報告があります。

雨が多い時期には多い菌が活発に動き回り、発病しやすい。

菌は被害作物残さとともに生存するので、しっかり対策が必要です。

最悪株ごと抜いて処理する必要があります。

対策としては、作物の連作はやめましょう。

連作をすることで土壌・被害作物残から発病する恐れありです。

密集して植えるのも気を付けて下さい。風通しのいい環境旁を心がけましょう。

肥料過多・水分過多も病気を助長します。

少し少ないかな?位で留めましょう。

正直炭疽病は…明確な無農薬での対策がないのが現状です。

酢も効くかもしれませんが、お守り程度かと。

一番は農薬で消毒が良いかもしれません。

畑全体に広がる前にダニコールを使いましょう。

葉が変色する病気には効果があります。

勿論、先ほど紹介したべと病にだって効果があります。

斑点病

斑点病というのもあります。

正直これはべと病・炭疽病との区別が初心者には分かりづらいので写真を載せるのを控えました。

僕もいまだに区別が難しくて…。

症状としては小さい黄色・黄褐色の斑点が葉に出ます。

病気の進行が進むと斑点が統合し大きくもなります。

最初の段階だと分かり易いですが、統合するとほかの病気との区別が難しいです。

対策としては泥はねによって葉にカビが付くことで起きる病気なので、マルチを使って泥はねを防ぎましょう。

マルチが難しい場合は藁でもOKです。

過繁殖にならないように、風通しを良くするのも大切です。

モザイク病

これも有名な病気ですね。

葉にモザイク状の模様が出来る病気です。

この病気の原因はアブラムシや害虫です。

アブラムシや害虫が持つウイルスが葉に着くことで起きます。

アブラムシの飛来防止がなによりも重要になってきます。

良くアブラムシ対策には牛乳がいいと言われますが、あれはあくまでも飛来してきた後の話です

まずはアブラムシの特性を理解して対策をしましょう。

僕はシルバーマルチ・シルバーテープをお勧めしています。

キラキラした物を嫌う性質があるので、代替えとしてアルミホイルでもOKです。

この辺は過去記事にしっかりまとめています。

アブラムシ対策・駆除|牛乳・酢・アルミホイル・テープ。無農薬での対策まとめ

モザイク病も葉が変色する病気なのでダニコールで対応出来ます!。

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まとめ

今回はほうれん草の病気を画像・写真を織り交ぜながら見てきました。

ほうれん草は葉っぱを食べる野菜なので、病気になると食べられなくこともあります。

しっかり対策をしてほうれん草栽培を楽しみましょう。