なぜ?葉っぱが黄色くなって枯れる問題。家庭菜園のトラブル

「栽培している野菜,観葉植物の葉っぱが黄色くなって、、、

それも黄色の箇所が日ごとに増えている。

枯れる苗まで出てきた…。」

家庭菜園初心者だとこんなトラブルに出くわすことがあると思います。

一体どうしてこんなことが起きるのでしょうか?

今回はそんな家庭菜園のトラブルの対策方法などまとめました。

葉っぱが黄色くなる原因は?

葉っぱが黄色くなり、次第に枯れる原因は大きく分けて2つあります。

1つ目は生育環境

2つ目は病気です。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

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生育環境による問題

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写真は葉っぱが黄色くなり、間引きしたチンゲン菜。

生育環境によって起こるこの問題は、温度・湿度の問題です。

植物には栽培適温という物があります。

この栽培適温内で栽培しないと、植物は上手く育ちません。

チンゲン菜の栽培適温温度を見てみましょう。

チンゲン菜は4月~5月に栽培する野菜です(栽培地による)

私が栽培してい地域は長野県なので、中間地に位置しますが、朝と夜は寒暖差があります。

その為、寒冷地での栽培時期より少し早い時期で栽培しています。

といってもチンゲン菜の栽培適温は20度前後なので、厳冬時期を除けば一年中育てられる野菜です。

それぞれの野菜・観葉植物の栽培適温を守ることが大切です。

肥料の問題

チンゲン菜は追肥をしなくても十分育つ野菜です。

他の野菜や観葉植物でも、物によっては追肥が必要だったりする物もあります。(自然農を志しているは当てはまらなが)

肥料を与えすぎたりすると次第に栄養過多になり葉が枯れていくことがあります。

肥料を与える時は、植物の特性を勉強してからあげるようにしましょう。

水の与えすぎ

植物によっては水を与え過ぎが生育環境と合わない場合があります。

「1日2回水をたっぷり与える」という間違いではないのですが、どんな土を使っているのかやどんな環境下で栽培しているのかによって水を与え過ぎていることがあります。

1日1回しっかり水を与えても植物は育ちます。

与え過ぎによって、病気なったり、カビが発生したりと2次災害もあります。

十分気を付けてください。

参考記事:【野菜・花】プランター栽培時にカビを発見!対策方法など色々調べてみた

生育が終わった葉は黄色くなっていく

葉っぱは生育が終わったものから黄色くなっていくことがあります。

これは病気などではなく、役割を終えたものはしおれていく定めにあります。

この場合は下葉から枯れていきます。

株全体が枯れてきたり、上の葉から枯れてきたら、病害虫を疑った方がいいでしょう。

病気による黄色変色、枯れ

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野菜や観葉植物が黄色に変色したり、枯れたりする原因が生育環境に依るところもあると説明してきましたが、病気によっても上記症状は起こります。

しかし、病気になると、「今目の前で起きている症状がどの病気なのか?」ということが非常に分かり辛いのです。

また、植物によってもかかり易い病気も違う為、対処が難しいです。

今回の、黄色に変色して、次第に枯れてくるといった症状で考えられる病気は疫病です。

疫病

疫病はどの野菜にも発生する「カビ」による病気で、初期は下葉に水が染みたような病斑が発生し徐々に茎や果実に暗褐色の大きな病斑が発生するようになります。

放っておくと、黒褐色の病斑が葉から茎、果実へと広がり、病斑後に白色のカビがうっすらと生えてきます。

そのまま放置して病状が悪化すると酷い時には苗全体が枯死してしまいます。

恐ろしい病気です。

色々な野菜がかかるので対策が必要ですが、この疫病は土の水はけを良くして、追肥などを過剰にしなければ予防できる病気です。

また、疫病にかかった苗をしっかり処理することも必要です。

また、他にも黄色褐色に変色する病気ではベト病があります。

どんな病気なのかを判断するのは難しいですが、症状をしっかり確認して対策を考えることが大切になってきますよね。

このほかにも葉が枯れる病気は色々あります。

病気の写真とあわせて対策も載せてあります。

トマト栽培の記事ですが、ほかの野菜にも同じ病気が現れることがります。

べと病の場合は、カダンセーフが効果的です。

家庭菜園の場合はなるべくなら無農薬にこだわりたいと私は思っています。

それでも病気で収穫できなくなったら元子もないですからね。