芽キャベツ栽培の病気・害虫|画像を見ながら対策・原因を考える

芽キャベツ栽培での病気を今回は紹介しています。

芽キャベツは葉が結球したところを食べるので、病気になると商品価値もなくなりますし、なにより食べることが出来なくなります。

芽キャベツ栽培で多い病気は、立枯病、ベト病、菌核病。

対策が必要な害虫はアブラムシ、ヨトウムシ、アオムシです。

病気・害虫の原因・対策を画像を見ながら詳しく見ていきしょう。

 立枯病

まずは、病気の方から。

立ち枯れ病の症状は株の成長が止まり、干からびた様に枯れていきます

定植後の苗には苗立ち枯れ病という病気になります。

カビが原因の病気で発病すると、急速に広がるので至急の対策が必要です。

添付ツイート写真の様に、株が経ったまま枯れていきます。

病気の原因は、土壌の水はけが悪い、土壌が酸性に傾いている、多湿という条件で発生します。

土壌の栽培環境による病気なので、水はけの良い土を使うこと、石灰をまいて中和することが大切です。

栽培をしていくと、土壌酸度が酸性に傾いてしまいます。

土壌酸度計で土壌を計り、有機石灰等で中和する必要があります。

土壌pHを測る土壌酸度計、シンワ測定A72724を使ってみた!

また、株間を離し風通しのいい環境にすることも重要です。

定植後の株間を整えるのは難しいので、根元の葉かき、形がおかしい実の摘果をして根元の環境をスッキリさせましょう。

水はけ改善、酸度を中和しても苗立枯病が改善されない場合はオーソサイド水和剤をお勧めします。

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ベト病

ベト病は本当に対策が難しい病気で感染力も早いです。

添付ツイート写真様に葉が黄・茶色に変わり、穴があきます。

葉に急速に広がり淡黄色に最悪、枯死します

対策としては、カビの動きを抑える必要があるので、無農薬なら酢・木酢液で対処しましょう。

過去記事:無農薬栽培では酢が最強の予防液なのは言うまでもあるまい

と言っても、感染が非常に速いので、薬を使った方が対処はしやすいです。

とにかく早期の対策が急務です。

べと病かな?と思ったら葉をちぎり、畑以外でしっかり処理してください(燃やすのが一番だが)

そしてすぐ農薬を使い、酢で予防という流れが理想です。

これでも治るかどうか…難しいところです。

サンボルドーで至急対応をしましょう。

菌核病

菌核病もベト病同様、厄介と言う意味で大変注意が必要です。

この病気の症状は水にしみたような病斑が出来、黒色に褐色していきます。

最終的には黒から添付ツイート画像の様にカビが生えた白い状態になります。

カビが原因の病気で地際に近い葉や実に起こる病気です。

芽キャベツの場合は、それぞれの実に起こることがあり、黒い塊ができるので、他の病気とは区別がつきやすいです。

この病気は一度感染した場合は翌年以降も必ず発病します。

連作は避けるようにしましょう。

この病気が発生すると、道具にも菌が付着して他の作物にも感染する恐れがあります。

病気が発生した際は道具の使い回しにも気を付けて、消毒をしましょう。

対策として排水・風通しを良くすることが挙げられます。

また、先ほども消化したベントエー水和剤を使って予防・治療に専念しましょう。

感染が確認されたら、株ごと抜き、カビが地面に落ちないように畑の外に持ち運びましょう。

その後焼却が一番いい対処法になります。

感染を広げないようにすることが大切です。

害虫対策

芽キャベツの病気を見てきましたが、次は害虫対策について紹介します。

芽キャベツで特に注意が必要なのはアブラムシです。

アブラナ科の植物を好む害虫で、この虫の被害困らされている農家さんも多いです。

アブラムシの対策として一番重要なのは、作物への飛来を阻止することが大です。

アブラムシの特性を利用して対策をとりましょう。

アブラムシはキラキラしたものを嫌うので、シルバーマルチ、シルバーテープを使いましょう。

私はアルミホイルを根元に敷くことで飛来を阻止することに成功しました。

しかし、畑の環境によって効果があったりします。

その場合は寒冷紗等を使い、作物に害虫が付かないようにすることが重要です。

詳しくは過去記事にまとめてあります。

色々な方法を書いてあるので是非ご覧ください。

アブラムシ対策・駆除|牛乳・酢・アルミホイル・テープ。無農薬での対策まとめ

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アオムシ対策

アオムシ対策も重要です。

葉が食べられるのを阻止するため、寒冷紗・防虫ネットで株ごとに被せましょう。

根元をしっかり止めることでアオムシくらいでしたら作物に着くことを阻止できます。

小さいアブラムシだと難しいかもしれません。

まとめ

今回は芽キャベツの病害虫対策を見てきました。

ここまで読んで下さりありがとうございました。

芽キャベツはまだまだ日本ではメジャーな野菜ではないですが、非常に美味しい野菜です。

是非、皆さんが楽しく芽キャベツを栽培出来れば幸いです。