ネコブセンチュウの被害にやられました。
ネコブセンチュウの被害にあうと上記写真の様に根にコブが出来、最悪作物が枯れてしまいます。
そうなる前に早めの対策が必要になってきます。
というわけで、今回はそんなネコブセンチュウの対策と対抗植物についての記事になります。
ネコブセンチュウの被害
二年ぶりの植替えと思いきや根が変!
ネコブセンチュウ⁉️
根をギリギリまでぶつ切りにして洗ってみた。木酢液に暫く漬け込み消毒?
新しい綺麗な根が出ますように…!
自己流なので専門家から見たら邪道かも?
今シーズンはダメかな?
来シーズン復活目指そっと♪♪♪(*^^*) pic.twitter.com/6YjvEJLm8t— アッコちゃん (@amaebi528) 2017年1月22日
ネコブセンチュウの被害にあった根は本当にグロテスクです。
モザイクをかけないといけないレベルですね。
このネコブセンチュウってやつは、無色透明で細長い1.0mm程度の糸状の動物で、ネマトーダとも呼ばれています。
この線虫が植物の根に侵入し被害にあった植物の根は、腐敗したり、コブが連なったり、センチュウの卵が詰まった袋ができたりと…本当に厄介なやつなんですよ。
このネコブセンチュウは根の養分を吸い取りコブを作るので植物の生育が非常に悪くなります。
サツマイモ、トマト、ピーマンなどに寄生するサツマイモネコブセンチュウ、ジャワネコブセンチュウなど…種類は多岐に渡ります。
ネコブセンチュウの対抗植物
対抗植物というのをご存じだろうか?
簡単に言うと、「病害虫を殺す物質を出したり、発育を阻害したりする植物」のことで、病気毎に対抗植物は変わってくる。
今回はネコブセンチュウの対抗植物を詳しくみていこう。
気を付けないといけないのは、ネコブセンチュウは土の中を移動して新しい植物に寄生して根に侵入します。
センチュウが出す刺激物質によって根の細胞が異常分裂を起こしたり、コブが出来たりします。
その為、被害を受けた株を処分しても、センチュウ類は土の中に残ってしまうのです。
収穫の時期です。期待に胸を躍らせてサツマイモをよいしょ!びっくり!
サツマイモの病気について調べたら、「ドウガネブイブイ」「ネコブセンチュウ」「帯状粗皮病」かな。それと8つのイモがくっついて1個の肥満芋って、なに?連作していたからか?10円硬貨の大きさだったり。どうして? pic.twitter.com/LQvNRn5N53— ガマチャン (@hoshinochizuo) 2016年10月24日
センチュウ被害を受けた場合、連作をするとセンチュウ類の土中密度が高くなるので、輪作を心がけたほうが賢明です。
対抗植物として有名なのはフレンチマリーゴールドはネグサレセンチュウ類の密度を減らします。
エンバクやギニアグラス、ソルゴー、クロタリアなども抑制効果が期待できます。
対抗植物以外の対策は?
正直、センチュウ類は一度発生していしまうと完全に除去するのは難しいです。
というのも先ほども出てきましたが、被害を受けた株を処分しても、センチュウ類は土の中に残ってしまうのです。
センチュウ被害を受けた場合、土壌消毒が効くのか?という話題が出ますが、
正直完全に防除するのは無理です。
やはり、対抗植物で対策を
やはり、対抗植物を育てるのが一番いい方法であることは言うまでもありません。
特に効果があるといわれているのがマリーゴールド。
その中でも特にフレンチマリーゴールドがいいといわれています。
マリーゴールドは育てるだけでも有効ですが、実は根の周りしか効果がありません。
その為、一番効果的なの方法はマリーゴールドの花が咲き終わった後、花ごと土に混ぜ込む
が一番効果的なんですよね。
…なんか少し残酷な方法のような気もしますがね。
まとめ
センチュウ類、特にネコブセンチュウの対策、対抗植物を紹介してきました。
もう一度ポイントをまとめてみます。
- ネコブセンチュウの被害は作物を最悪枯らす
- 被害のあった植物を処分してもセンチュウ類は土の中に残る
- 完全な対策は出来ない
- 対抗植物を育て、センチュウ類が増えないようにする
- 特にマリーゴールド、それもフレンチマリーゴールドがいい
こんな感じでしょうか。
私も今年、トマトがネコブセンチュウの被害を受けました。
マリーゴールドを植えて、花ごと畑に受けましたが、今年はそこではトマトを栽培できないな…とがっかりしています。
みなさんもセンチュウ類の被害にあう前に対策を!
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