「芽キャベツって知らない!」
という人も多いくらい、マイナーな野菜の芽キャベツ。
スーパーではあまり目にする野菜ではないため、食卓に並ぶことも少ない野菜ですが、
家庭菜園経験者には割と目にする野菜です。
というのも、ホームセンターでは簡単に芽キャベツの種を購入することが出来ます。
カインズホームで購入した芽キャベツの種
今回は上記の種で挑戦しますが、他にも芽キャベツの種は色々種類があります。
芽キャベツは家庭菜園に向いている野菜の一つ!
芽キャベツは家庭菜園に向いている野菜だと思っています。
理由は気を付けるポイントさえ抑えれば、誰でも簡単に栽培できる野菜だからです。
更に春、秋、年に2回育てられる野菜ですし、スーパーであまり目にしない野菜を育てられるというのも醍醐味の一つです。
(旬は冬ではあるが)
初心の方は虫がつき辛い秋栽培がお勧めです。
春栽培だと、アブラムシの猛攻に心が折れる人も続出です…。
収穫後の料理への使用にも向いている野菜で、
包丁を使うことなく、洗ってそのまま炒め物やスープ物に使えます。
私は先日パスタに使いましたが、大変美味しく頂きました。
□芽キャベツを使った簡単和風パスタが美味しいので作り方など紹介する
上のリンクから芽キャベツパスタの記事を読むことができます。
芽キャベツ料理で有名なのはクリームシチューですかね?
見た目もコロコロしていてカワイイので子供喜ぶこと間違いなし!
栽培も簡単で、味も良い。
多種多様な料理に使える芽キャベツは家庭菜園に向いている野菜の一つだと思っています。
芽キャベツの栽培方法
芽キャベツは一本の茎にびっしりと実を付ける葉物野菜です。
高温多湿を嫌い、冷涼な気候を好みます。
旬は冬なので寒い気候の方が美味しく育ちます。
植える時期は地域にもよりますが・・・・
初心者の方は9月上旬~10月下旬を目途に植え付けをしましょう!
上の期間はあくまでも、苗を定植する場合の時期になります。
種から育てる場合はそれよりも少し前(3週間~1か月を目途に)に種を蒔きま、育苗しましょう。
育苗をしたことがない人は近くのホームセンターを覗いて見てください。
運が良ければ芽キャベツの苗を売っているホームセンターに出会うかもしれません。
種もネットで購入できますので是非挑戦してください。
芽キャベツ栽培のポイント1:虫対策をしよう!
無残にも虫に食べられた芽キャベツの葉。
芽キャベツの葉は青虫やアブラムシの大好物です。
その為、虫対策をする必要が出てくることがあります。
虫に食べられてからでは遅いので、早めの準備を心がけましょう。
特に無農薬栽培で芽キャベツを育てたい人は下の記事を読むことをオススメします。
下の記事は無農薬、酢と牛乳で作った液で虫(特にアブラムシ)を撃退する方法を書いてあります。
上の記事は虫が付いた場合の対策法ですが、虫が付く前に対処する場合は以下の記事を参考にしてください。
虫がつかないように毎日、水をあげる時に苗の世話をするのが大切になってきます。
日頃から、どれだけ面倒を見られるかが重要です。
アブラムシの対策をするという意味でも、秋植えの方がいいと思います。
芽キャベツ栽培のポイント2:葉かき、下芽かきをしっかりしよう!
芽キャベツを育てていると葉と葉の間に芽キャベツの幼芽が出来てきます。
この幼芽が育つと美味しい芽キャベツになるのですが、
生育する間に太陽光をしっかり当てる必要が出てきます。
通常芽キャベツは大きな葉が広がり、芽に太陽光が当たり辛くなっています。
その為葉かきをし、芽に太陽の光や風通しをよくすることが必要になってきます。
葉かきをした芽キャベツの葉
良く耳にするのは「葉かきのタイミングをいつしたらいいのか分からない」という疑問です。
私は良く、葉かきをするタイミングは芽が1cm位まで成長したら葉かきをしましょうと言っています。
しかし、この1cmと言うのが厄介ですよね。
基本的に芽が出始めてから茎と茎の間で芽キャベツの芽が窮屈そうだな・・・と感じたら葉かきをするタイミングと覚えましょう!
1cm位に芽が成長したら、上の葉を10枚程残し下から順に葉かきをしましょう。
葉かきのやり方は水平にゆっくり動かし摘み取るようにしましょう。
また、芽が1cmまで育つ間に丸くならない芽や、大きくならない芽が出てくると思います。
彼らは育てても大きくならないので、他の芽に養分が行くように摘み取りましょう。
この作業を下芽かきと言います。
恐らく下に行くほど、大きくならない芽や丸まらない芽が多いと思います。
早く育った実や変形している実を見つけたら先に採るのもありです。
こうすることで、ほかの実に栄養が行きやすくなります。
この作業を摘果と言います。
芽キャベツ栽培のポイント3:水やりと追肥の頻度!
どの野菜を育てていてもポイント3は関わってくると思います。
冒頭でも紹介したように、芽キャベツは暑さに弱い野菜です。
水きれが起きないよう毎朝たっぷりと水をあげる必要があります。
特に9月だと暑い時期が続きますので、こまめに水をあげ、土が乾燥しないよう注意する必要があります。
肥料は一週間に一度追肥をします。
私は上の肥料を使っていました!
この肥料を一週間に一度10gずつあげていました。
芽キャベツ栽培ポイント4:最初が肝心!元肥もしっかり!
芽キャベツは最初の成長が不可欠です。
元肥はしっかり用意して、成長を促しましょう。
実は、芽キャベツの実が大きくならないという、成長スピードが遅いという理由にはこの元肥問題もあります。
勿論、上で挙げた3つのポイントも重要ですが、元肥をしっかりやること、そして栽培中の肥料もあげて肥料切れを起こさないように注意が必要です。
収穫のタイミング
芽キャベツは収穫のタイミングが分かり辛い野菜でもあります。
丸くなり育ったたら取ればいいのですが、
芽キャベツを収穫するタイミングを見分ける方法があります。
芽キャベツの実は成長段階だと茎に強くくっついています。
しかし、成長の時期が終わり、収穫タイミングに近づくとこの実が採れやすくのなるのです。
成長段階の実は力強く引っ張らないと収穫出来ませんが、収穫タイミングの実は結構あっさり採れます(笑
少し触ってみて、「あ、結構力を入れないと採れないな」と思ったらまだ収穫のタイミングではないと思ってください。
芽キャベツが掛かる病気
芽キャベツ栽培中に気を付ける病気はべと病、苗立ち枯れ病(立枯病)、菌核病です。
この3種類の病気には特に注意が必要です。
全部菌(カビ)による病気で、栽培初めに排水・風通しを良くすることが重要です。
実際に病気に掛かった場合は以下の記事に具体的な病気対策をまとめています。
過去記事:芽キャベツ栽培の病気・害虫|画像を見ながら対策・原因を考える
上のポイントさえ抑えれば、初心者にだって芽キャベツ栽培は出来る!
上で紹介した4つの大きなポイントをしっかり抑えれば、芽キャベツ栽培を楽しむことが出来ます。
私が一番困ったのは虫対策でした。
アブラムシが湧き過ぎて駆除が大変だったのを覚えています。
その為、初心者はプランターでやってみるのが良いかもしれません。
プランター栽培なら軒先に出したり、マンションならベランダで育てることが出来、虫対策も畑程大変ではないと思うからです。
自分に合った規模で楽しく、美味しい芽キャベツを育てられるよう応援しています!
芽キャベツ最高
追記 芽キャベツに似ているプチベール現れる
追記 2016/09/10
芽キャベツとケールの交配種「プチベール」現れる。
要素は実が丸まらない芽キャベツ。
現在ふぁーむきんたで栽培中
□参照:芽キャベツとケールの交配種「プチベール」がなにやらすごいらしい。
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