ピーマンとシシトウの見分け方を少し前に書いたら、結構好評でしたので、今回はほうれん草と小松菜の見分け方を紹介していきます。
よくよく考えると、どんな違いがあるのか知らない人も多そうですよね。
ほうれん草と小松菜の画像を見比べる
ほうれん草と小松菜の違いを画像を見て、比べてみましょう。
まずはほうれん草の画像
上の写真がほうれん草です。
では次に小松菜の画像を見てみましょう。
ふむふむ。なるほど。
画像を見て、ある程度はほうれん草と小松菜の違いが分かりましたね。
小松菜とほうれん草の違い
ほうれん草は根元から一気に葉が伸びていきます。
葉が柔らかく、茎が細い野菜です。
逆に小松菜は…
葉・茎が固く、ほうれん草の様に根元から葉が出ていません。
また、根元を見ると、ほうれん草は薄いピンクに対して小松菜は緑です。
根元を見ることと、葉と茎の固さでほうれん草と小松菜は見分けることが出来ます。
並べてみると一目瞭然なんですよね。
ほうれん草は下茹でが必要
ほうれん草は下ゆでが必要な野菜です。
ほうれん草にはシュウ酸という成分が多く含まれていて、下茹ですることでシュウ酸の量を減らすことが出来ます。
というのも、シュウ酸という栄養素は水溶性なので水に溶けやすいんです。
このシュウ酸の量がえぐみに直結していて、ほうれん草の方が小松菜よりもえぐみがある理由がシュウ酸なんですよね。
その為、ほうれん草はあく抜きをしないとえぐくて食べるのに躊躇します。
しかし、下茹でしてあくを抜いても、食べすぎると尿路結石になります。激痛が走る病気で大変危険です。
くれぐれも注意が食べすぎにはご注意を。
ほうれん草の話ばかりでしたが、小松菜にもシュウ酸は含まれています。
しかし、ほうれん草ほど含まれていないので、アクやえぐみが少ないです。
と思っていたのですが、この前食べた小松菜は灰汁がすごくて、最高に苦かった…。
シーズン以外で小松菜を食べる時は水に数分つけてアクを抜くことをお勧めします。
ほうれん草と小松菜の栄養の違い
ほうれん草と小松菜の見分け方
ほうれん草と小松菜の下茹で
次はほうれん草と小松菜の栄養素の違いを見ていきましょう。
文部科学省から抜粋した資料です。
正直、ほうれん草も小松菜もどちらが栄養素が多く含まれているか!という話になると甲乙つけがたです。
カロリーは小松菜の方が少ないですが、数値が小さいので誤差の範囲です。
カルシウムは小松菜の方が多いですね。
良く小松菜はカルシウムが豊富だという話を聞きますしね。
マグネシウム・βカロテン・葉酸はほうれん草が小松菜よりも多いですね。
どちらもかなり栄養価が高い野菜ということが分かると思います。
まとめ
今回はほうれん草と小松菜の見分け方と栄養素などの違いを見てきました。
これでほうれん草と小松菜を簡単に見分けることが出来ますね。
個人的には炒め物には小松菜・お浸しとかにはほうれん草が好きです。
どちらも健康野菜ですが、シュウ酸が多いので食べすぎには注意が必要です。