パプリカが高い理由が分かった|パプリカ栽培は難しく栽培期間が長い

パプリカ栽培をしています。

綺麗で可愛いらしい黄色と赤色のパプリカ。

スーパーへ行けば1個、150円~200円前後で売られているパプリカ。

どうしてパプリカってこんなに高いのか?と主婦として疑問に思っていた時期があります。

でも、ようやく分かりましたよ。

パプリカ栽培は、難しいから値段が高いんだ。

パプリカ栽培は難しい

今夏、初めてパプリカ栽培を通して学んだことはこの一言です。

「栽培が難しい」

パプリカとピーマンの違いって色だけでしょ?と思う人が多いと思いますが、半分正解で半分外れです。

栽培技術的な話になりますが、パプリカとピーマンの大きな違いは「収穫までの日数」です。

ピーマンは開花後15日~20日で収穫が可能なのに対して、パプリカは開花後約60日で収穫可能です。

ピーマンの収穫時期に対して、パプリカは約4倍も栽培期間が長いんですよね。

そして栽培期間が長いので肥料・手間・人件費がピーマンよりもコスト増なので、必然的に高くなります。

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収穫までの期間が長いので病気にもなりやすい

収穫期間が長いということは、それだけ作物が病気にもなりやすいんですよね。

そして、これが非常に生産者として頭を悩ます種になっています。

栽培しているパプリカが病気になった時は本当にがっかりしました。

ようやく色が緑から黄色に色が変わってきて、完熟しはじめて…その矢先尻腐れ病になりました。

他の実に栄養が行くように泣く泣く摘果(実を取る)をした時は、なんとも言えない気持ちでしたね。

例えばこれが、農家として生計を立ててたら摘果出来ないんじゃないかな…と。

一個170円をどぶに捨てる。

自然相手の仕事ならではで、心が痛いです。

パプリカの尻腐れ病の記事:尻腐れ病はカルシウム不足が原因?パプリカ栽培で気を付ける対策

露地栽培は更に難しい

今年はお試しということでプランター栽培をしました。

しかし、これが露地栽培(プランターなどを使わず畑に直接植える)だったら栽培はもっと難しくなります。

パプリカ栽培で起きる病気として有名なのは先ほど紹介した「尻腐れ病」です。

この病気になるのはカルシウム不足・水の与えすぎ/少なすぎ・肥料の与えすぎ

この3つが主な原因です。

特に水の与えすぎは露地栽培では管理するのが難しい。

というのも、栽培期間がどうしても梅雨時期と被ってしまうんです。

雨よけ用のポリもありますが、どこまで防げるかわかりません。

こういうった理由からパプリカ栽培は露地では難しく、そして値段が上がるのです。

それゆえ、農家の技量に任せられる部分もありますが、自然相手の職業なので全てを完璧に管理するのは難しいのが現状です。

大玉パプリカは1個150~200円前後する

大玉のパプリカは小さいパプリカに比べて更に高くなります。

パプリカは品種が多様で、肉厚があるタイプ・小ぶりのタイプなどあります。

2017年7月現在で大玉パプリカは170円でスーパーに並んでいました。

農業大国の長野県でこの値段なので、都会だとどの位するのか…。考えただけで恐ろしくなります。

まとめ

パプリカが何故高いのかを見てきました。

パプリカは栽培が難しい・時間が掛かるという理由があります。

野菜には適正価格があり、農家も何も高く売っている訳ではありません。

自然条件や栽培条件等で値段を上げないといけない理由があるので今の値段が付いています。

農家として、野菜が病気になるというのは非常に心が痛いことです。

特に、誇りを持って消費者に良い野菜を届けたいという農家なら尚更です。

消費者の皆さんは、スーパーに並ぶまでの「野菜のストーリー」を理解してもらえれば幸いです。

野菜を育てるって本当に難しいですよね。