2016年10月25日 信濃毎日新聞 1面引用
阿部守一知事は24日、ハノイ市内でチャン・ダイ・クアン国家主席ら政府要人を相次いで訪問した。
知事は両国間で検疫協議が調っておらず、県内からベトナムへの農産物輸出が進んでいないとして、リンゴなどの輸出拡大に向けた動きを要請。
グエン・スアン・クオン農業農村開発相は「応援しています」と応じた。
信州は気候や立地に恵まれているおかげで農業が盛んな県ではあるが、ベトナムに輸出できる品目はリンゴのみで、これは昨年9月に解禁したばかり。
さらに、同紙によると、袋をかけて栽培したリンゴのみという条件付き。
県内のリンゴ農家のほとんどが袋をかけて栽培していないので、ベトナム輸出が出来ない状況になっている。
そもそも、この袋にかけて栽培されているという条件は必要なのだろうかと疑問に思う。
こういう条件によって、信州で栽培が盛んな農作物のほとんどが輸出できない状況である。
しかし、私個人としては「日本で栽培された野菜や果物は安心・安全」と思う海外の人は多い訳で(ネオニコチノイドとかの話はおいておいて)需要は間違いなくあるはず。
こんごこういう協議が行われて、信州産のみならず日本中の「農家が頑張って栽培している作物」が世界中でスポットライトを浴びることを期待している。