インド人と聞くと真っ先に思い浮かべるのはカレーだ。
何せ彼らはカレーをメインに食しているからである。
我々日本人は彼らの食事を「カレー」と一括で分類しているが、恐らく一括でそう括るのは失礼極まりないだろう。
日本食をすべて「SUSHI」で括られたら溜まったもんじゃないようにね。
しかし、インド人は基本香辛料を使った料理を食べている。
今回はそんなインド人はカレーで出来ている生き物なのか、掘り下げてみてよう。
問1:インド人はカレーを3食、食べているのか?
答:毎日、毎食食べています。
もう、我々日本人からしたら驚愕の事実発覚!!っていう感じです。
日本人だから三食寿司、それも毎日食べられますか?って話ですよ。
そもそも、我々はインド人が食べているカレーという物の正体を詳しく追っていかなければ、いけないと思う訳ですよ。
問2:毎日同じカレーで飽きないの?
答:飽きます。
マジカwwwwww
そりゃそうですよ。毎日同じカレーばかり食べていたら、そりゃ飽きますよね。
「わーい!今日も大トロだ!ひゃっほー!」
なんて、きっと最初の2日位でしょ、日本人でも。
どんな美味しい物でも、3食それしか食べていけませんってなったら、きっと己の「牛丼食べたい!」って欲求が強くなること間違いないでしょ。
ん?でも待てよ、カレーって言っても種類はいーっぱいあるんだよね!?
問3:カレーの種類って沢山あるんだよね?
答:えぇあります。ざっと数百種類。
そんなにwwwあるんでwwwwすかwww
恐れ入ったインド人。
と言うのも、インドは面積が広く、地域毎に料理の呼び名が違うんですよね。
北インド料理、南インド料理、ベンガル料理、ゴア料理。
更に、宗教の関係上、菜食料理と非菜食料理もあり料理数は数百種類!
全部を知っているインド人なんていないんだ。
問4:んでインド人のソウルフードのカレーって何?
答:え?カレーって何?curry?
ちょ待てよ!wwwwww
そうなんです。実はインド人は自分たちの料理をカレーとは呼びません。
それぞれの料理にそれぞれの料理名がついています。
カレーパウダーという物もありますが、それはヨーロッパにもたらされた香辛料を合わせて作られた物です。
彼らは古くから、自分たちの食文化を守り作りあげてきました。
香辛料を使う料理=カレーというのはインド人以外の人が勝手に言っていることです。
これはインド人にもらったカレー味のスナックです。
彼らは別の名称で呼んでいましたが(名前分からぬ)、私には亀田のカレーせんべいと同じ味にしか思えませんでしたけどね。
カレーって奥が深いんだなぁ(しみじみ)
一口にカレーと言っても、実は多様な食文化を持っているインド
インドで食べたチャーハン。
このチャーハンはただカレー味の物しかないと思っていた私に衝撃を与えたインド人の食べ物。
インディカ枚をバターと塩コショウで炒めただけだが、具のシーフードにしっかりカレー味を利かせている。
米自体からはカレーの風味はしないのだが、具からはカレー味がするのだ。
インド人の軽食。
コロッケの中身はカレー。ここにもカレー。
カレーの味は強くなく、むしろハーブが強めの味で食が進んだのを覚えている。
トマトスープ。
そこに、コリアンダーなどの香辛料で軽く香と色味付。
爽やかな味で肉料理と一緒に出て来たのを今でも覚えている。
一口にカレーじゃないんです!!
インド人の食文化は一口にカレーで語れるものではありません。
地域、格差によって食べる物はかなり変わってきます。
私は一度インド人に言いました
「日本のGYUDONは最高に旨いんだぜ!!」
すると彼らからは
「確かにGYUDONは美味しいよ。けどやっぱ物足りないんだ。辛み、香、故郷の味が・・」
っと。
この一言はやっぱり香辛料の恩恵を受け成長してきたインド人は香辛料を使った料理が堪らなく愛しているんだと思わせる一言でした。
そうだよな。
バターチキンカレーが上手くても、牛丼には勝てないよな!!
生まれ育った味には勝てない。
そういうことです。
インド人はカレーを愛しています。
そして、インド人はカレーで出来ています。