海外で日本語教師として働くとして何を持っていけばいいでしょうか。
日本の学校で日本語教師養成講座を受講した場合は1年という期間を文法や表現を学びます
が、実際に海外で日本語教えるとなると座学だけでは足りない部分が出てきます。
ライフスタイルも考え方も違う学生に教える場合、いったいどんな道具が必要になるのか。
今回は海外で日本語教師として働きたい場合の持っていくべきマストアイテムを紹介します。
カリキュラム構成に必要な教科書
一番大切な物は教科書で決まりでしょうか。
学校の方針にもよりますが、海外でも一番売れている教科書はスリーエーネットワークの「みんなの日本語」ですが、この教科書以外にもオススメな教科書は存在します。
授業をするにあたってカリキュラム構築と単語の拾い出しは必要作業ですが、海外での場合、特にこの作業が重要になってきます。というのも、海外の場合、単語や文法を教える場合は「場面」と「状況」を理解しさせて、どういう風にその単語を覚えてもらうかということが必要になってきます。
この辺りのことは後ほど紹介します。
個人的には日本語初級大地という教科書も個人的には押していきたい。
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教科書の次は文法帳
日本語文法帳で一番有名な本は「日本語文法ハンドブック」でしょうか。多くの日本語教室で採用されている文法帳で、海外で日本語教師として働く場合は初級編が必ず必要になってきます。
なぜ初級編が必要になるかは、海外求人のほとんどが日本語能力検定N5~N4を合格させるレベル、もしくは初級学習者の求人が多いためです。
初級、N5~N4レベルの授業だと文法をホワイトボードで言葉で説明するというより、絵カード等でその文法を使うであろう場面や状況を作りだし、文法を教えるという方法が取られます。
またここでも「場面」と「状況」ですね。
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絵カードもマストアイテム
絵カードは導入した単語などを視覚的に教えるために必須な道具です。また、文法を教える時にも大いに役に立ちます。
しかし、ただ絵カードを用意すればいいという訳ではなく、目の前にいる学習者のライフスタイルに合った絵カードを選定する必要があります。
具体的に見ていくと学校の画像を貼りましたが、この画像を見て日本人のほとんどが学校と答えることが出来ると思います。しかし、仮に海外の小さな村出身の人が学習者がこの絵を見て「学校」とすぐ答えることが出来るか。
日本語を海外で教えるということには、こういうった考え方が必要になってきます。教師が選定した絵カードが、必ずしも海外の学習のライフスタイルに合っているのか、常に考える必要が出てきます。
絵カードやおすすめのHP
本当に便利な時代になったと実感します。インターネットにはみんなの日本語の絵カードがフリーでダウンロード出来るサイトがあります。
絵カードだけではなく、文法カードもあります。
海外だと日本みたいに紙が安くない場所もあります。
そうなるとIPadなどのタブレットに絵カードを入れて学習者に見せるという手段も考えられます。
時代の最先端タブレット
電源とWIFI環境さえ整えばどこでも使用可能な日本語教師には最強のアイテムになります。
大きいクラスになると使いづらさがありますが、少人数のクラスですと効果が期待できます。
東進ハイスクールみたいに、自分の授業の様子を動画にとり、少人数クラスで流すなんてことも可能です。
日本語教師はやるべき仕事が多く、どれだけ効率良くリソースを上手く使えるかが鍵になってきます。
海外求人の見つけ方
海外求人の見つけ方として挙げられるのは「コネ」と「インターネット」です。
コネは日本語教師の資格を取った学校の先生に紹介してもらうというやり方です。日本語学校を卒業した先輩の中には海外や日本で活躍している人も多いはずなので、そことのコネクションを築きましょう。
国内求人の場合は、まずは海外で経験を積んでからの就職が多いのが現状です。
インターネットでは「日本語教師 海外 求人」で調べると色々なサイトが出てきますが、おすすめのサイトを以下に紹介します。
上で挙げた3つのサイトを見れば海外求人はほぼ網羅出来ているでしょう(おそらく)
この他にもアメリカで日本語教師として働きたい場合は違った形で求人が出ます。というのもアメリカで日本語教師求人はレア中のレアということだけ覚えておいてほしいです。
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