販路を拡大することが売り上げUPにつ上がる
農家は自営業になることが一般的で自らの配分で仕事をすることが可能です。
農協などを通し消費者に届ければ農家としては一括して納品できるので楽といえば楽ですが、農家自ら営業活動をすることで直でお客さんに商品を届けることができます。
中間業者が少なくなればなるほど、利益率は伸びるので営業活動を積極的にするべきです。
中間業者にいくら多く商品を卸そうとも、叩かれ、薄利で売っていては元も子もありません。
少しでも販路を拡大し売り上げと利益を上げられる営業活動こそ農家にこそ必要だと考えます。(拡大しすぎるのはよくない。)
営業活動をして人脈を作る
農家に限ったことではないですが、営業活動をしていると人脈が広がっていきます。
特に田舎では人脈が重要で商品を卸した先のお客さんがまた別のお客さんを紹介してくるなんてことも多いです。
農家の場合は日々の納品活動も営業活動の一環になるので、卸した先で営業活動をすることが重要です。
人に営業をすることで自らの農業のスタンスが見える
営業活動を通して商品をPRするには、自らの農業スタイル、作物のことを知る必要があります。
これは営業活動で大切なことで、自分がPR出来ることを把握することで己の農業のスタンスや作物の特徴を再認識することができます。
人に何かを効果的に使えるには、まずそのことを熟知する必要がありますよね。
シナノゴールドのリンゴを売るのに、シナノゴールドのリンゴがほかのリンゴより何がすごいか説明出来ないのにお客はリンゴを買うでしょうか。
営業活動をすることで、己の農業の強みをしっかり認識することで、経営者としても成長出来るのです。
営業活動をして自らの作物の評価をもらえる
営業活動を多くすることで、色々なタイプの人と会うことができます。出会った人には自分の作物を食べてもらいましょう。
そうすれば必ず評価がもらえます。評価がどんなに辛いものでも、その評価が今後の農作業の糧になります。
我々農家はダイレクトにユーザーの声を聞く機会が少ないと思います。もちろんダイレクトで作物を卸している人もいるとは思いますが、ほとんどの農家がワンクッション販売組織を通しているはずです。
直に作物の評価を聞きことで自分の作物の美味しさレベル上げることに繋がることでしょう。
農家しか知らない情報をお客と共有する機会が生まれる
リンゴ農家のリンゴ保存の仕方、美味しい野菜の食べ方。
なんでもいいんです。我々が普段、何気なくやっていることが消費者には目から鱗っていうことが多々あるものです。
そういった情報を営業活動の時に共有することでお客との信頼関係も気付けます。また、一般人(ここでいう農業に携わっていない人)がどうやって野菜を調理し、使用しているのかが分かります。
物を卸すだけという1方向のコミュニケーションを改善することができます。
まとめ
ついつい営業マンとしての視点で農家にこそ営業活動が必要な5つの理由を書きました。
私自身、農作物の営業活動をし始めて「自分の経営スタイル」「Farmきんた」の強みを再確認することができました。
一人でも多くの農家さんが営業活動を通し、自らの経営能力の向上、技術の向上が出来ればと思います。