嫌い・苦手な野菜こそ育ててみよう!なんて甘い。「好きな野菜」が嫌いになる可能性だってある。

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嫌い・苦手な野菜を栽培すれば、きっと好きになるはず。なんて甘い考えなのかもしれない。

いくら家庭菜園をしている身だとしても、苦手・嫌いな野菜はあるものだ。正確に言うと嫌いな野菜はない。苦手な野菜はある。

野菜を育てている身として、家庭菜園レベルだと好きな野菜・食べたい野菜を選定して栽培する人がほとんだと思う。もしくは栽培のしやすさとか。けど、栽培の後には調理する+自分で食べるというゴールがある。

そう考えると、嫌い・苦手野菜を育てて「この野菜は苦手なんだけどたくさん収穫出来たな。ぐへへへ」なんて笑っている変人にはなりたくない。そして、苦手な野菜を無理やり克服しようなんて更にマゾヒストになんてなりたくもない。

しかし、これが野菜を育ててることを生業にしている人だと少し違うと思う。単価が高いからとか、栽培しやすいとか色々な条件があると思う。

しかし、それでも型崩れ、傷などで食べられなかった場合、その野菜が嫌いだと悲惨な目にあうだろう・・・・。

好きな野菜だって、毎日食べたら?

「僕はキャベツが大好きです!キャベツだったら毎日食べられます!」

確かにキャベツは美味しい。私も好きだ。しかし、仮にキャベツ農家で商品にならないキャベツが毎日3色食卓にならんだらどうだろうか。

キッチンでお母さんが「はい、今日の献立はキャベツの千切り、キャベツのスープ、キャベツのとんぺい焼きね!」

それも3食も。

来る日も来る日もキャベツを食べ続けるのだ。キャベツキャベツキャベツキャベツキャベツキャベツキャベツキャベツキャベツキャベツキャベツキャベツキャベツキャベツキャベツキャベツキャベツキャベツキャベツキャベツキャベツキャベツキャベツキャベツキャベツキャベツキャベツキャベツキャベツキャベツキャベツキャベツキャベツキャベツキャベツキャベツキャベツキャベツキャベツキャベツ

キャベツには胃もたれ解消効果があるのだが、キャベツという字を見ただけで、胃もたれを起こすかもしれない。

そう考えると、好きな野菜を嫌いになるかもしれない!という可能性だってある訳だ。

そして、「嫌い・苦手な野菜を更に嫌いになる」ということより「心の拠り所である、好きな野菜を嫌いになる」ことのほうが精神的に辛いだろう

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それでも嫌いな野菜を育てたい人は

嫌い・苦手な野菜を育てることを止はしない。克服しようなんて素晴らしいことではないか。

自分で丹精込めて作った野菜は本当に美味しいものである。

でも一つだけアドバイスをするなら、「少量からの栽培」をオススメする。繰り返す。

少量からの栽培をオススメする

そうはいっても、冒頭で言った通り僕にだって苦手な野菜はある。次はその苦手な野菜を少しだけ栽培しようと思っている。

「好き嫌い」と才能
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