とにかく彼の本が好きで何回も何回も読んでいる。
何回読もうと同じ本なのに不思議とッスと心に彼の言葉が入ってくる。きっと彼は純粋にアラスカの大地が好きで、そして旅がすきだったんだと思う。
星野道夫の本に出合ったのは小学生の時。
国語の教科書に彼の本が載っていたんだ。
小学生の頃なんて読書よりも外で遊ぶのが好きで、あまり本なんて読まなかった。今思うと彼の言葉にその時から惹かれていたのかもしれない。
私は彼が書く文章が大好きだ。
彼の写真集も彼の本も沢山持っているし今でも暇があれば眺めている。
星野道夫はアラスカの雄大で時には人間に牙を向く大地を写真を収め、自然だけではなく動物やその土地の原住民であるエスキモーと交流も深めていった。
彼の文章はやわらかく、丁寧で、それでいて何か心にっスと心に届いてくる。
文章を読んでいると星野道夫という人間がどんな人間だったのか彼のひととなりが伝わってくる。
過酷な自然と向き合った人間だからこそ分かる、知恵や勇気を持っている人なんだと1読者である私は思っている。
彼が生きていれば、一度でいいから彼の話を直に聞いてみたかった。
私の目標は星野道夫の文章のような、ありありと情景を想像でき、優しい文章
彼の本を読んでいると日記なのだが、その場所にいるかのような情景が頭に思い浮かんでくる。
丁寧な言葉で彼の日記なのだが、読む人に興奮を覚えさせる。
ブログを運営していて、「私も星野道夫の様な文章を書きたい」と思っていた時期があり、今でも思っている。
でも彼の文章は、おそらく過酷なアラスカの大地で生きてきたからこそ書ける文章であって、日常生活に溶け込んでいる僕は彼の様な文章は書けないだろうな。
経験が文章力を豊かにしてくれる。
彼の様な文は書けないと分かっている。
星野道夫の場合は特別でアラスカでの過酷な撮影体験が彼の文章を引き締めている。
経験が文章を引き締めているのだとう思う。
けど、いつも不思議に思うことがある。
星野道夫の本職は写真家であり、写真家は撮影した写真で物事を訴えるはずだ。
彼の写真は臨場感があり、人の目を引き留める力がある。
では、何故彼は写真と文章というチョイスをしたのだろうか。
彼の作品の本は日記口調に出来ている。本当に日記なのか。誰かに読ませる日記っだったのか。
それとも後日自分が読んだときに情景が分かりやすく思い出せるよう詳しく書いていたのか。
いずれにしても、彼の文章は人を惹きつけるし彼の写真もまた人の心を惹きつける。
何がいいたいか。
彼の本を一人でも多く読んで欲しい。それだけなんだ。
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